時計の歴史

オメガ 

1848年、当時若干23歳であったルイ・ブランがラ・ショー・ド・フォンに設立した小さな時計工房がそのはじまり。

1885年のキャリバー ラブラドール以来、ムーブメントの量産に注力するようになり、1894年に発表した、19リーニュの伝説的なムーブメント、キャリバー オメガは、後のこのブランドの方向性を決定付けることになります。

全ての部品が互換性を持ち、ゼンマイの巻上げと時刻合わせを一つのリューズで行えるようになった初めてのムーブメントであったキャリバー オメガの評判は瞬く間に世界中を駆け巡り、社名をオメガ ウォッチと改名したその工房は、一躍スイス最大のマニュファクチュールに上り詰めたのです。

その後もオメガは量産技術を磨き続け、優れた製品を大量生産する事によって、常にスイス時計業界を牽引する大手メーカーとして多大なる貢献を続けてきました。

特に1999年のコーアクシャル脱進機の量産成功に端を発する現代のオメガによる技術革新は目を見張るものがあり、 シリコンパーツの実用化、新素材二ヴァガウス導入による15,000ガウスもの磁場に耐える超耐磁性能、ナイヤード・ロックによる高い防水性能など、まさに他の追従を許さない充実ぶりです。

更には2015年、21世紀に相応しい実用時計の検定規格、マスタークロノメーターの設立を主導し、現在も尚、時計製造における新基準を次々と創出し続けています。

シーマスター アクアテラ、シーマスター ダイバーズ、スピードマスター、コンステレーション、デ・ヴィル、ミュージアム・コレクションなど、現代のオメガが展開するコレクションは正に膨大であり、その全てが伝統的な意匠と独自の最新技術を満載しています。

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